イナゴソース2014&その他昆虫発酵調味料18パターンの醸造状況
イナゴソースは2015年10月31日より発売致します。
購入詳細はコチラ。
【2015/09/03 イナゴソースに興味を持って頂いている皆様へ、重要なご連絡。】
産経新聞、読売新聞、ヤフーニュース、テレビ等で取り上げて頂きました、昆虫発酵調味料「イナゴソース」ですが、味の評価が独り歩きし始めた気がするので少し書かせて頂きました。
今作っているものはものすごく手間暇かけて丁寧に作っていますが、そんな「海原雄山もびっくり!」な味ではたぶんありません。
<理由>
道場六三郎様に評価して頂いたのと、今作っているものは味が全く異なります。
確かに道場様に「美味しい」と言って頂きましたが、それは2013年秋~2014年春にかけて醸造した試作品の方です。現在販売用に醸造しているものは2014年冬~作っているものです。
上記試作品は寒い時期が中心、現在醸造中のものは寒い時期+暑い時期を経過させてしており、両者で発酵内容が大きく異なります。
当然、暑い時期を経過した方が、より分解・発酵・熟成が進んで旨み成分がたくさん出てきますが、その分他の余計な雑味や余計な香り成分も出てくると考えられます。なので、道場様に評価してもらったモノとは全く違うものに仕上がると思われます。
「昆虫を使った調味料」の製造ということで、これまで味を追求して作った人が誰もいないモノのため、どのやり方が一番ベストなのかは醸造している私も、協力していただいている醤油醸造のプロの職人もまだ全然手探りな状態で、丁寧に作ってはいますが、味や香りを追求・研究しながら美味しいものを目指していく形になります。
まだまだ未来に向かって進化途中の技術・製品なので、買って頂ける方はそこら辺をご理解の上で温かく見守って頂いたり、ご購入いただけると幸いです。
2015年10月に、10ヵ月間かけて発酵・熟成させてきた昆虫発酵調味料シリーズを全て一通り仕上げてみました。
昆虫5種類×醸造方法2種類の合計10種類の昆虫発酵調味料が完成致しました。
⇒2015年7月13日現在(醸造開始7か月後)
今10種類作っていますが、モノによってはかなり分解されて(=うまみのアミノ酸に変わって)、「しっとりとした味噌」みたいな状態になっているものも出てきました。いい感じ~。
毎日混ぜ混ぜは大変です。
⇒2015年6月9日現在(醸造開始6か月後)
昨年から仕込んだ昆虫発酵調味料も今月で半年が経ち、熟成完了まであと4か月と成りました。
今年4月の暖かくなってきた頃から、発酵の進み具合について「これでいいんだろうか」と悩みつつ、あの手この手で文献も読み漁りながらかなり手間暇かけて育ててきましたが、その甲斐あって、メインのタル全てで無事にアルコール発酵まで持っていけましたヽ(^◇^*)/ ヨカッタ
⇒2015年5月10日現在(醸造開始5か月後)
現在タルの中では酵母菌が大活躍してアルコール発酵がガンガン進んでいて、例えるならお菓子の「カプリコ」の上にあるエアーチョコ風のボコボコモコモコしてきています。
リスク分散のために現在は昆虫5種類、調査用も含めて醸造パターンは18種類作っていて、毎日確認してそれぞれで調整かけてます。
⇒2015年3月10日現在(醸造開始3か月後)
少しずつ温かくなってきて、それぞれの桶からは異なる匂いが感じられます。特に醤油麹を用いて醸造しているものは分解が少し進んできた感じです。
⇒2015年1月10日現在(醸造開始1か月後)
全ての種類において形態を維持したままで特に大きな変化はありません。ただし、匂いについて米麹を使っているものは甘い良い香りがしてきました。
⇒2014年12月、いよいよ醸造開始!!
今回は下記の10種類を醸造しました。
イナゴ1/醤油麹
イナゴ1/米麹
イナゴ2/醤油麹
イナゴ2/米麹
トノサマバッタ/醤油麹
トノサマバッタ/米麹
カイコの蛹/醤油麹
カイコの蛹/米麹
ジャンボミールワーム/醤油麹
ジャンボミールワーム/米麹
仕込んだ後は、毎日かき混ぜて、状況確認しています。